昔飼っていた鳥のこを思い出す
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ひな鳥でいてこんな世界が見れたら終わりが近いかもしれない。

春が過ぎて、梅雨になる前にはいろんなところで鳥のひなが生まれているのを見るけど
そんな様子を見ていると、昔一時だけうちにいたヒヨドリの子を思い出します。


知り合いの中華料理屋さんの軒下に落ちていた小さなひな。
親鳥は近くにいないみたいでした。
最初は段ボールのなかに入れられてちいちい鳴いていました。

当時の私は小学生其の頃はこの世界にいる大体のものと仲良くなれると信じて疑わなかったので
お父さんとお母さんと中華料理やのおじちゃんにお願いしてひなをつれてかえりました。
きっといいおともだちになれる!私の頭の中は鳥のひなの事でいっぱいになっていました。

名前はヒヨドリのチヨちゃん。
毎日お腹がすくとちいちい鳴いて私を呼びました。
ごはんかな、寒いのかな?何を考えてるのかな?
毎日一緒に過ごせるのが嬉しかったなぁと今でも覚えています。
あるとき、風に当ててあげようと外に出したとき、二羽のヒヨドリがくちばしにえさを挟んでやってきました。
お母さんが、『チヨちゃんのお父さんとお母さんかしら?』といいました。
私は『えー?』となって鳥かごを部屋の中へしまいました。
二羽の鳥はそれから毎日のようにえさを持ってうちにやってきました。
芋虫
木の実。
まるでファンタジーに出てくる小鳥たちのご飯です。
チヨちゃんも呼びかける其の声に答えるように鳴きました。
私はうちにやってきた小さなお友達を遠くに連れて行かれたくなくてジタバタしていました。
お母さんは『きっとお家に連れて行ってくれるのよ、今度放しましょう』其の頃には少しチヨちゃんも大きくなって飛べそうでした。
私は悲しくて悲しくてしかたがなかったです。
いつも小鳥と一緒にいて、たまに肩に留まってくれるとか、おいしい木の実のある場所をみんなより先に教えてもらえたりとか
いいことがたくさんおこるだろうなと思っていたので。

そんなある日、いつものようにネットボールの練習からかえってきたら、チヨちゃんはぐったりしていました、
その日はどうやら部屋が熱くなってしまってたまたま窓が開いていなかったので熱中症の状態でした。

ぐったりとしているチヨちゃんに私はあわててお水をあげました。
最初は飲み込んでいたのですが、そのうちくちばしの端を水がかすめるようになりました。
そうしてしばらくしたあと静かに息を引き取りました。

私は最初はよくわからなくて、ずっと持っていかれるのを拒否していました。
『そのうち、いきかえるもん』それが其のとき唯一できる現実逃避だったのかもしれませんが、けれどなくなってからすぐに
元の形からどんどん変化していきます。
どんどんどんどん、もう起き上がってはくれなそうです。
それが、もうここにいないという事を私はそのとき初めて知りました。

チヨちゃんはそっと小さなお墓に埋められました。
私は其のあともずっとチヨちゃんのことを考えていました。
なんであのとき返してあげなかったんだろうかとか、ほんとにもういろいろな事を。
毎日泣いていたのでお母さんが見かねて『鳥さんを飼おうか?』といっていたのを思い出します。
それでは代わりにならないという事をわかっていても、なんとなくいたたまれなかったんだと思います。
なんていうかたびたび凄い手のかかる子だったのだろうなと今となっては思うんですが…。

それからしばらくしてなんで泣いてるのかわからなくなるくらい泣いた後。
一羽の鳥の漫画を描くようになりました。
鳥の名前はピクちゃん、小鳥はぴくぴくするから、そんな感じでつけた名前でした。
一年くらい前、部屋で見つけて懐かしいなと思ったのでした。
チヨちゃん以降はなんていうか鳥さんは飼ってないかな…

なんというか絵を描く原点にもなったこういう事、とても大事だったと今でも思います、

生きているもひとやものを想うとき、触れたときの暖かさは何にもかえられない感動だといつも感じます。
鼓動があって、光を受けて輝いてる姿は素敵です。
そういうものがかけるようになりたいです。
そしたらまた何処かであえるかも。
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by marblefrog | 2010-05-26 23:57 | ヒビ | Comments(7)
Commented by at 2010-05-27 00:39 x
なんかものすごくよく分かる

経験と知識とスキルと、なにより想いが一番大切だよね
そうゆうものって何千何億のお金があっても買えないし作れない、
計りきれないとても素敵なものを持ってると思うよ><
Commented by 烏丸 at 2010-05-27 01:47 x
小学生の頃、ツバメのヒナを拾いました。
たまにいるんですよね、羽根が完全でなくて、落ちてあがれないやつ。
父は頑に「明日元のところへ返す」と言って、実際そうしました。
今思えば、父の行動は正しい。
Commented by nenunohito at 2010-05-27 04:10
気持ちが伝わってきて心震わされました。
そしていつしか忘れてしまった事を思い出しました。
私も、同じように思います。
Commented by ぶどうや at 2010-05-27 04:57 x
えぇおはなしじゃぁ・・・

とっておきの想い出をおおきに♪
Commented by mijica at 2010-05-27 10:40 x
誰しも一度はそんな風に小さな命に罪悪感を抱く時ってあると思うんだ~。
それが他人とか小さな生き物への優しさにつながると思うんだけど、
最近はなんで?って事件とか多くて悲しいね。

あたいもたくさんの小さなものの上に立っています。
絵を描くのは小さなことを忘れないのはきっと大事なんだね。
Commented by marblefrog at 2010-05-31 08:47
粋さん>どうもです〜、この思い出は今でもよく覚えています。
思い出のなかにもいろいろとあって、よく覚えれてるものとないものがあります。
こういう気持ちの初めてのは結構今でもよくおぼえてるなー。
ワーほめられるとあなにはいりたくなるよー

烏丸さん>そうなんだよー父とかはね、こういうときに正しい事を教えてくれているのだよね。すぐに返せばもどれたり。
やはりオトナは既に経験していて当然だけど知っている事が多いものです。
Commented by marblefrog at 2010-05-31 08:53
ねぬさん>なんかもうこのときの事思い出すと今でもじんわりしちゃうんですが
たまに思い出すときがあるのでせっかくなんで文章にしてみようかなと思いました。
なんていうかしちゃいけないってわかっていてかたくなになってるときのことって切ないですよね。

mijicaつん>ねー、そうだね、なんとなく通り過ぎていくことをたまに引っ張りだすのはいいかもしれない。
自分のルーツを改めて感じるのには。
いろんな事を大事にした分だけ自分にもかえってくるからね!きっと。
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